2010年04月25日

第54話『烈火の先に』感想。


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 9 [Blu-ray]

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 9 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: Blu-ray



冒頭のイシュヴァール時代のリザの言葉が重い。

父は娘が信じた者に託されるように背中に秘伝を遺し、そしてリザはそれをロイに託した。
ロイを信じ、国民を守るという軍を信じ、錬金術を信じ、自分にも何か出来ると信じたリザ。

だがイシュヴァールで手にしたものは償いきれない罪と信じてきたものへの失望。
「秘伝をつぶしてほしい、焔の錬金術師をもう生みたくない、父の信頼から解き放ってほしい」自分に向けられた失望の言葉に、師やリザの信頼を裏切ってしまったこと、自分があまりにも無力だったことに打ち震えるロイ。もう自分を信じてくれたリザを失望させないと誓ったのに今また…。

一度は裏切られ、それでもロイの部下としてロイの掲げた青臭い理想に己の理想を託し、その背中を守ろうとした。
だけどロイの心は復讐にとりつかれてしまった。
もうロイに裏切らせはしないと自分でエンヴィーを仕留めようとするリザ。強かで強い。

おまけに「リザって呼ぶのよ」とさらっと嘘まで。ホントイイ女です。

リザを傷つけられさらに怒り倍増のロイの焔攻撃と憎しみを宿すその瞳がどれだけロイが復讐に支配されてるのが伝わり過ぎるほどに伝わってきて、もう別人みたいです。

エドに怒鳴られ、かつてヒューズに語った理想を思い出すロイ、スカーに理想を揶揄られ、徐々に我に返るがまだ復讐を諦められない。
リザに理想を忘れた己の姿を突きつけられてようやく我にかえるも振りかざした拳を下ろすことが出来ない。
脳裏に浮かぶ在りし日のヒューズの姿、遺されたグレイシアやエリシアの姿がよりロイの葛藤を引き立てる。

我に返った時点でもう復讐する意志は消えかけていただろうに、さらにリザにあそこまでさせて、言わせて、そしてまたリザの信頼を裏切るとわかっていては、もう拳を下ろすしかないじゃないか。

再び理想を掲げた心を、我を取り戻したロイが、すまなかったと謝り、リザと共に地面に座り込む姿が哀しくも愛おしい。

ギリギリの状況で綺麗事を選ぶ事が出来た人間達の前で、エンヴィーの言葉が虚しく響く。愚かで醜いと見下してきた人間を認めてしまったエンヴィー。認めさせてたエドたち。これを見て本誌の絶望的な状況にもなんだかきっと大丈夫と思わせられました。

後半のアームストロング無双もあったのに、前半だけでお腹いっぱいになりました。だけど最後の「錬金術師だ!!!!」は待ってましたぁー!!!!とならざるを得ない。
来週は暑苦しくなる。

今週もあっという間の30分でした。特に前半は文句無し。

posted by anwarterdrei at 19:04| Comment(8) | TrackBack(0) | 鋼の錬金術師FA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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